2着ある子供用のモンベルのダウンジャケット(ダウンウェア)をそれぞれ「洗濯機洗い」と「手洗い」に分けて洗ってみました。
結論から言うと、「汚れ落ちに関しては手洗いの方が多少優れているけれど、それ以外については大差なし」という結果となりました。
これはあくまで私個人が試してみた結果ですので、ダウンジャケットの洗濯機洗いをおすすめするものではありません。
しかしながら、洗濯機洗いで適度に汚れも落ちてダウンの片寄りなどの心配もなければ、わざわざ「手洗い」などせず「洗濯機」で洗ってしまいたい私にとっては嬉しい結果であったことは確かです。
それでは早速、「手洗い」と「洗濯機洗い」の2パターンでダウンジャケットを洗った様子をレポートしたいと思います。
ダウンジャケット(赤)を「手洗い」(=手洗い+タオル脱水)で洗ってみたよ!
赤のダウンジャケットを「手洗い」(=手洗い+タオル脱水)で洗ってみます。
【ダウンジャケットを手洗い手順】
洗いおけにウェアがちょうどつかるぐらいのぬるま湯を入れて、ダウンクリーナーを加えます。
次に、ジッパーやホックをしっかりと閉じたウェアを軽くたたみ、空気を押し出します。
クリーナーを入れたぬるま湯にウェア全体を浸して、押し洗いをします。
洗いおけをゆっくり傾けたらウェア内部の水が自然に抜けるのを待ちます。
さらにウェアを軽く巻き上げて、残りの水分を押し出します。(巻き上げすぎ?)
もう一度きれいな水にウェアを浸し、同じ要領で水が濁らなくなるまですすぎを繰り返します。
洗濯を終えたダウンジャケットをタオルで挟み水分を吸い取るように脱水します。
このように、ダウンジャケットを手洗いした結果、軽く押し洗いすることで付着していた汚れが浮き出し、お湯が徐々に濁ってくるのが分かりました。
洗い終わった後のお湯はこんなに汚れていましたよ↓
また、手洗いするときに一番億劫になる「すすぎ」ですが、専用洗剤を使った甲斐あって、無駄な泡立ちもなかったため2回のすすぎで完了しました。
これまで「手洗い」が面倒くさくて洗わないまま放置していたくせになんですが、「手洗い」を実際にやってみると汚れがみるみる浮き出して綺麗になっていく様子が目で見て分かるので気持ちがいいです。
ダウンジャケット(青)を「洗濯機」(=洗い脱水共に洗濯機)で洗ってみたよ!
次に青のダウンジャケットを事前洗いは一切なしでいきなり洗濯機で洗ってみます。
【ダウンジャケット洗濯機洗い手順】
洗濯機の中にダウンジャケットを広げて入れました。
ソフトコースで洗濯開始!
これだけです。
ダウンジャケットを「洗濯機洗い」した結果、洗濯機が洗いから脱水まで一人で完結してくれるため、汚れ落ちを目で確認することができません。
そのため、「洗濯機洗いは」「手洗い」に比べて「これだけ汚れが落ちたー!」みたいな達成感はないですが、やはりすすぎの程度とか自分で確認しなくていいですからめちゃくちゃ楽ですね。
↓↓↓洗剤はモンベルのダウンウェア専用洗剤を使用しました↓↓↓
私が使用したモンベルのダウンクリーナーはトロッとしているのですがお湯に入れるとすぐにお湯と同化して全くヌルヌルしませんでした。
泡立ちがいいにも関わらず、すすぎが2回で済んだものダウンウェア専用洗剤を使用したおかげかもしれません。
「手洗い」と「洗濯機洗い」の脱水直後の違いは?
脱水直後のダウンジャケットを比べてみると、「洗濯機」で脱水まで行った青のダウンジャケットの方がぺったんこになっているのに対して、タオル脱水を行った赤のダウンジャケットはまだまだ脱水しきれていないためか厚みがありました。
そして、気になるのが両者の「汚れ落ち」と「ダウンの片寄りの有無」です。
両者の「汚れ落ち」についてですが、「洗濯機」洗いよりも「手洗い」の方が汚れが落ちていることが分かりました。
汚れているところをピンポイントで洗うことができる「手洗い」に「洗濯機」洗いは敵わなかったようです。
また、両者の「ダウンの片寄り」についてですが、「手洗い」および「洗濯機」洗い共に「ダウンの片寄り」はありませんでした。
「手洗い」と「洗濯機洗い」の汚れ落ちを確認した結果
それでは、手洗いしたダウンジャケットと洗濯機洗いしたダウンジャケットの汚れ落ちを確認したいと思います。
「手洗い」した赤いダウンジャケットの汚れ落ちを確認
「手洗い」した赤いダウンジャケットの汚れ落ちを確認
まずは、衿ぐりです↓
ちょと分かりづらいですが、目立っていたファスナーかぶせの汚れが落ちて綺麗になっていることが分かります。
次に、袖回りです↓
目立っていた袖口も汚れもすっきり綺麗に落ちていることが分かります。
この通り、「手洗い」することでダウンジャケットの汚れを綺麗に落とすことができました。
「手洗い」のメリットはやはり、汚れが目立っている箇所を集中的に狙って洗うことができる点ですね。
「洗濯機洗い」した青いダウンジャケットの汚れ落ちを確認
「洗濯機洗い」した青いダウンジャケットの汚れ落ちを確認
まずは、衿ぐりです↓
目立っていた大きなシミが綺麗に落ちていることが分かります。
次に、袖回りです↓
あんなに汚れていた袖周りですが、多少汚れが落ちてない部分はあるもののほとんどの汚れが綺麗に落ちていることが分かります。
なんということでしょうか、頑張って「手洗い」してみたにも関わらず、「手洗い」でも「洗濯機洗い」でも汚れ落ちに大差がないことが分かりました。
しかしながら、「洗濯機洗い」をした青いダウンジャケットには、「手洗い」していれば落とせたかな?と思える汚れが残っている箇所がありました↓
そう考えると、洗濯機洗いする場合でも、目立つ汚れ部分だけはやはり「手洗い」をした方がよさそうです。
「手洗い」と「洗濯機洗い」どちらがおすすめ!?
今回、ダウンジャケットの「手洗い」と「洗濯機」洗いの両方やってみたわけですが、どちらの洗い方をおすすめするか?と聞かれたら答えはこうです↓
目に見えて汚れている箇所の部分洗いを「手洗い」でした後に、「洗濯機」洗いを行う
つまり、「手洗い」で部分洗いをしたら後は洗濯機におまかせで、洗濯機に洗いから脱水まで一気にやってもらうことをおすすめします。(超個人的な意見)
頑張って「タオル脱水」なんてしてみましたが、「洗濯機」での脱水に比べて脱水が不十分だと感じただけで特にメリットを感じることができませんでした。
むしろ、水分の重みでダウンが片寄りそうで怖かったくらいです。
それに対し、洗濯機で脱水しても心配していた「ダウンの片寄り」なんかは一切ありませんでしたよ。
最後に
正直、「洗濯機洗い」でここまでダウンジャケットの汚れを落とすことができるとは思っていませんでした。
ダウンジャケットはそもそもクリーニングに出さないといけないと思っていましたが普通に家の洗濯機でここまできれいにできるんですね!
ダウンジャケットを洗うのに「手洗い」と「洗濯機洗い」に大差なしということが分かりましたので、ダウンジャケットを洗濯機洗いする罪悪感みたいなものを今後感じなくてよくなったことが嬉しいです。
ちなみに、乾燥については、両者共にコインランドリーを利用しました。
以上、この記事がダウンジャケットの洗濯方法について迷っていらっしゃる方の参考になりましたら幸いです。