早いもので会社を退職してからおおよそ1年2ヶ月という月日が経過しました。
そしてこの1年2ヶ月という月日は、念願の専業主婦になったはずなのに、空虚感に襲われ必死にもがき続けた期間だったように思います。
退職してからおおよそ2ヶ月後にこんな記事を書きました。
どんな内容かというと、ワーキングマザーだった頃の自分も、専業主婦となった自分もどちらも好きになれない。つまり、「ありのままの自分を受け入れることが苦しい!」という内容でした。
そして、それならどうするか?を考えた結果、私にとって「ありのままの自分を受け入れる」ということは、心の底から湧き出る向上したいという「ありのままの気持ち」を尊重しながら、自分らしくいれる方法で生きることである、という結論に至ったんです。
そしてあれから、ちょど1年ほど経過した今、私は新しい夢に向かってスタートラインに立っています。
そういうわけで、今回は、現状報告と私自身の気持ちの整理も兼ねて書いていきたいと思います。
自分を好きになりたい!どーしても好きになりたい!!

私は、大学を卒業してからの十数年間を会社員として働いてきましたが、会社という組織の中でうまく機能し評価される人材になることはできませんでした。
そして専業主婦となったある日、小学5年の長男に「仕事も辞めて学校にも行かなくていいお母さんはずるい!」と言われたことがあったんです。
本来なら息子のこの言葉に対して母としての威厳を見せつけるべく息子をギャフンと言わせる言葉を返すことができたらかっこよかったのですが、何も言えず。
ワーキングマザーであっても専業主婦であっても自分の生き方に自信が持てないそんな自分に心底がっかりし、自分の存在意義について自信を持って子供たちに話して聞かせることができる母親になりたいと強く思うようになりました。
そして決意したのが大学院進学です。
なりたい自分になる!心理の専門家を目指し大学院に進学します!

何言っているのこのおばちゃん?といった感じだと思うのですが、来年春の大学院入学が決まりました。
ここ最近ブログから離れていたのも、受験勉強に集中するためで、家事・子育て・スポーツジム以外の時間はひたすら勉強に励んでおりました。
(その間も沢山のコメントをいただきまして本当にありがとうございました!今更ではありますが、これから、一つづつ返信させていただきますm(__)m)
そして私が、大学院に進学することに決めた理由はこうです。
これまでは、利益を生み出すことを目的とする会社で、会社としての利益を生み出すために「生産性」や「業務効率化」という言葉を第一に仕事をしてきました。
けれど、近い将来子どもたちから手が離れたとき、今度は会社の利益のためではなく、心理の専門家として不適応に陥った子どもやその母親の再適応や自己実現を目的とし、そんな彼らに寄り添える仕事に携わっていたいと考えるようになったからです。
これからの人生は、利益やスピードを追求するのではなく、心理学の専門家として不適応に陥った個人一人一人のペースを大事にできる人になりたいのです。
私にその適性があるかは、これから大学院に入り実践的に学んでみなければ分かりません。
けれど、大学院で学んだ専門知識を持って何かしらの形で陰ながらでも不適応を抱える子どもやその母親を見守る存在になれればと考えています。
子どもたちにはイキイキと生きる私の姿を見て欲しい!

子どもたちには、年齢に臆せず、目標を持って生き生きと過ごす私の姿を見てもらいたいです。
子どもたちはこれから難しい時期に突入しますし、子どもたちのその後の人生が思う通りに行くとは限りません。
そんな時、自分の人生を持って子供たちに「何事も自分次第であること」「目標を持って生きることの意義」「何かを始めることに年齢は関係ないこと」を伝えていくことができたら素敵だなと思っています。
後、そうですね、最近勉強を嫌がる長男くんに、「勉強は自分のためにするものであること」「自分が学びたくて行う勉強はこんなにも楽しいということ」を私から感じとってくれたら嬉しいです。
なかなかそう簡単にはいかない感じですが。笑
後、やはり子どもたちには「再起する勇気と力」を持ち合わせた行動力のある大人に成長してもらいたいです。
ブルゾンちえみさんではないですが、「自分に向いていなかったらまた次を探せばいい!!」そうやって試行錯誤しながら力強く人生を歩むことができればそれでハナマルの人生になるのかな?と思うからです。
「個性」でも「魅力」でもなく「持ち味」という言葉にノックアウト!

これまでも沢山のアドバイスをいただいてきた信頼できる方に、「臨床心理の道に進みたい」と相談したとき、自分の考えに自信が持てずにいた私にその方が伝えてくださったのが「持ち味」という言葉でした。
自分に自信を持つことができない私が心理学の専門家になるなんて迷惑な話なんじゃないかとさえ思え、「やめた方がいい」と言われることを恐れながらも「背中を押して欲しい」という気持ちで相談したわけですが、その方がおっしゃってくれたのは「あなたの持ち味をいかせばいい」ということでした。
これまで、自分でいたらないと思っている部分を「個性だ!」とか「それがあなたの魅力だ!」とか言われても励まされている感はあっても納得することはできないでいました。
けれど、「持ち味」という言葉を聞いたとき、肯定も否定もされてない感じがして妙にしっくりきたんです。
「持ち味なら私にもある!!!!!!」と自信を持って思えたんです!
もう嬉しくて嬉しくて。
最後に
大学院合格を知った時、退職を決めた時からこれまでのいろいろな思いが溢れました。
それはきっと、これからの人生をどうやって生きるのかを散々思い悩み迷った結果、自分の意志で大学院入学を決意し、猛勉強の末勝ち取った合格だったからです。
まずは来年からの3年間は将来に向けての勉強と資格取得期間としますが、専業主婦である現在よりも多忙になることは間違いありません。
とは言いましても、学生には残業やら休日出勤があるわけではありませんし、長い長い夏休みもありますので、家庭第一の生活は維持できると思っています。
その後は、そのときの家族の状況を見ながら、家庭とバランスの取れる働き方で徐々に社会復帰へのリハビリを行い、子どもたちの手が離れた頃には、母親ではない一人の女性としての自分の生き方を誇れる女性になっていたいです。
だから私も、子どもたちと一緒に成長していきます!
子どもたちの将来も楽しみですが、それと同じくらい自分の将来も楽しみだと思える私はとても幸せです。
そして何より、どんなときでも今も昔も変わらず常に揺るぎない家族の基盤であってくれる主人に感謝の気持ちでいっぱいです。
「やりたいことをやらせてもらっている」この気持ちを忘れずに、この感謝の気持ちを家事や子育てのパワーに向けて行きたいと考えています。
ちなみに、私みたいな状況に陥った中年期の心理的な危機的状況を心理学の専門用語で「中年期危機」というようなんです。
この記事に痛く共感してくださった方がいらっしゃったとしたら、あなたも私と同じ「中年期危機」かも?
【中年期危機】
中年期は、・・・・これまで果たしてきた家庭や職場での役割に変化が求められる。
安定と不安定、若さと老い、獲得と喪失が共存する中で、アイデンティティが再び揺らぎ、これまでの生き方が問われ、新たな価値観によってアイデンティティの再構築が必要とされる。
このように、中年期において、こうした変化を乗り越えることが困難である場合に生じる心理的危うさを中年期危機という。
↓↓↓出典↓↓↓
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!!
以上、この記事がみんな違った生き方の一例として参考にしていただけましたら幸いです。