この記事では、我が家の洗濯機買い替えにあたり、日立の縦型洗濯機である「ビートウォッシュ(BW-DV90B)」とパナソニックの縦型洗濯機である「泡洗浄(NA-FA90H5)」を比較した結果を口コミ情報としてまとめています。(商品情報は2018年3月時点のものに更新済)
我が家が3年前に購入したのは「日立の縦型全自動洗濯機ビートウォッシュ(9㎏)」なのですが、久々にヤマダ電機に洗濯機を見に行ってみると3年前に比べて洗濯機は進化しており、店員さんから新しい情報も入手することができました。
そういうわけで今回は、洗濯機を購入する際に検討すべき項目として「ドラム式 or 縦型」 ⇒ 「全自動洗濯機 or 洗濯乾燥機」 ⇒ 「日立(ビートウォッシュ) or パナソニック(泡洗浄)」という流れで「私が日立の縦型全自動洗濯機ビートウォッシュ(9㎏)に決めた理由」をご紹介しながら、日立「ビートウォッシュ」とパナソニック「泡洗浄」の違いやそれぞれの魅力をお伝えできればと思います。
【ドラム式?縦型?】我が家は「縦型」に決めたよ!
洗濯機を買い替えるときは「絶対にドラム式にする!」と思っていたくらい、ずっとドラム式に憧れていました。
その理由は、ドラム式洗濯機の方が縦型洗濯機に比べて「スタイリッシュでおしゃれ」ですし、その上「ドラム式は乾燥機能に優れるから雨の日に洗濯物を洗濯機で乾かすことができる」と思っていたからです。
ですが、最近になって、こんな声をよく聞くようになりました↓
【ドラム式洗濯機について聞こえてきたよくない口コミ】
- ドラム式より縦型の方が汚れが落ちる
- ドラム式は腰が痛くなる
- ドラム式洗濯乾燥機で洗濯したタオルはゴワゴワ (※洗濯だけの場合)
- ドラム式洗濯乾燥機で乾燥したタオルはフワフワだけれど、乾燥機の使用がたまにだとかび臭くなる。
この口コミは実際にドラム式洗濯機を使用している妹に聞いた口コミなのですが、「ドラム式洗濯乾燥機で感想させたタオルはフワフワだけれど、乾燥機の使用がたまにだとカビ臭くなる」と聞いたときは驚きました。
何に驚いたかと言えば、当時、縦型洗濯機のカビに悩んでおり「ドラム式洗濯機ならカビが生えない」と勝手に思い込んでいたこともあり「ドラム式洗濯機でもカビが生える」という事実に驚きました。
となると、我が家の場合、「乾燥機能は使っても雨の日だけであること」そして「乾燥機の使用がたまにだとカビ臭くなること」を考えると数十万円も出して高価なドラム式洗濯機をわざわざ購入する必要はないと判断しまして、ドラム式洗濯機ではなく縦型洗濯機に決めました。
こんな感じでドラム式を使用している人が「次に買い替える時は絶対縦型にする!」と言っていたことから我が家では今回購入するのは従来通りの「縦型」だと決めました。
【乾燥機能は必要?不要?】我が家が「不要」と判断したよ!
「ドラム式 OR 縦型」を決めたら、次に検討すべきは、「乾燥機能の有無」です。
縦型洗濯機を見ていく上での大前提として、縦型洗濯機は大きく、乾燥機能がついていない「全自動洗濯機」と、乾燥機能がついている「洗濯乾燥機」の2種類があることをご存知でしょうか?
我が家はこれまで洗濯乾燥機である縦型洗濯機を使ってきたのですが、この10年の間、乾燥機能を使用したのはたったの2回でした。
しかも、1回目と2回目の使用にはかなり間があるのですが、2回目は悲惨なくらい洗濯物がカビ臭くなり全部洗いなおすことになって以来、乾燥機能を使うことはありませんでした。
ここで学んだのは、「洗濯機の乾燥機能を使用するためには絶対に洗濯漕にカビを発生させたらダメ」ということです。
そして、洗濯槽にカビを発生させないためには「洗濯機を常に乾燥している状態にしておく必要がある(=洗濯の度に乾燥機能を使用する必要がある)」と考え、「基本的に外干しの我が家にとってそれは無理」と判断しまして、乾燥機能は「不要」であるという結論に至りました。
我が家には洗濯物が干せるテラスもありますし、冬には加湿器代わりに部屋干しも積極的に実践していますので、どう考えてもやはり乾燥機能は「不要」でした。
【縦型洗濯機のメーカーは?】「日立」VS「パナソニック」を比較して我が家が「日立」に決めたよ!
「ドラム式 OR 縦型」そして「乾燥機能の有無」が決まったら次に検討すべきは「メーカー」です。
そこで、私がメーカー選びをする際にとても参考になった「ヤマダ電機の店員さんに聞いた日立とパナソニックの特徴」を下記にまとめます↓
「洗浄力」で選ぶなら日立がおすすめ!ブラパットも飛び出すほどの「押してたたいてもみ洗い」で頑固な汚れもスッキリ落ちる!
日立の縦型洗濯機と言えば「ビートウォッシュ」ですが、ビートウォッシュと言えば「ナイアガラビート洗浄」による抜群の洗浄力が最大の魅力なんだとか。
そして実際に「ビートウォッシュ」を使用してみると分かるのですが、この「ナイアガラビート洗浄」の威力はすさまじく、洗濯中に「決して多くはない水量の洗濯槽の中で衣類がぶつかり合っている」のがよく分かります。
詳細な動きは分かりませんが、洗濯機の中を覗いてみると浴槽が右と左に半回転づつしながら衣類を洗っているように見えます。
これは、波打っているように見えるビートウィッシュの洗濯槽の底が「大きく衣類を動かす」だとか「小刻みに衣類を動かす」だとか「洗濯板効果を生む」といった動きを可能にしているんだとか。
そして私が「日立」に決めるにあたり最大の決め手となったのが「パナソニックの自動おそうじ(自動お手入れ)(※1)がためすすぎの水を利用するのに対して、日立の自動お掃除は、きれいな水道水を使用する」という点でした。
※自動おそうじ(自動お手入れ)とは、洗濯のたびに行われる「自動槽洗浄」のことです。
余談ですが、「ナイアガラビート洗浄」による「押して、たたいて、もみ洗い」のおかげで抜群の洗浄力を実感することができていますが、洗濯のたびにブラのパットが飛び出してしまうのが嬉しい悲鳴だったりします(;´∀`)
「使いやすさ」で選ぶならパナソニックがおすすめ!操作パネルが奥に設定されていることでボタンも押しやすく衣類の出し入れもラクラク!
パナソニックの縦型洗濯機と言えば「泡洗浄」ですが、泡洗浄と言えば「すっきりフロント」や「バック操作パネル」による抜群の使いやすさが最大の魅力なんだとか。
「すっきりフロント」とは、洗濯機前方に操作パネルがないために、投入口が広く手前が低く設定された洗濯機ボディ前方のことで、槽がより体に近くなることで「洗濯物の出し入れの際に体の負担も軽減できる」という効果があるそうです。
「バック操作パネル」とは、従来の洗濯機手前から洗濯機奥に配置された操作パネルのことで、操作パネルを洗濯機奥に設置することで洗濯機ボディ前方をすっきりとさせ、「洗濯物の出し入れが楽にできる」という効果があるそうです。
身長が低いために洗濯機の高さを気にして購入される方もいらっしゃるそうなので、パナソニックの縦型洗濯機「泡洗浄」は、背の低い女性にはよりその効果を実感できる洗濯機と言えるかもしれません。
また、「日立の自動おそうじ(自動お手入れ)が、水道水の新しい水を使用するのに対し、パナソニックはすすぎの水を利用するので自動お掃除(=槽洗浄)のために追加する水はゼロ」であるというのも節水したい方には大きな魅力だと感じました。
【結論】我が家は日立の縦型洗濯機の中でも全自動洗濯機である「ビートウォッシュ」に決定
我が家が購入を決めたのは、日立の縦型洗濯機の中でも全自動洗濯機である「ビートウォッシュ」です。
我が家が、パナソニックの「泡洗浄」ではなく日立の「ビートウォッシュ」に決めた理由を下記にまとめるとこんな感じです↓
【パナソニック「泡洗浄」ではなく日立「ビートウォッシュ」に決めた理由】
- 育ち盛りの子どもが3人もいるので「使いやすさ」よりも「洗浄力」を重視したかった
- パナソニックの「給水時から洗剤泡を洗濯物に浸透させる」洗い方よりも、日立の「押してたたいてもみ洗い」に惹かれた
- 基本的に外干しを行う我が家に「乾燥機能は必要ない」と思った
- 自動おそうじ(自動お手入れ)で使用する水は、極力カビを発生させないためにも「ためすすぎの水」よりも「水道水の水」がいいと思った
私が洗濯機を使用する上で一番気になるのは、「汚れ落ち」と同じくらい「カビから発生する洗濯機の臭い」だったりします。
それだけに、日立「ビートウォッシュ」が、洗浄力も高くカビが発生しにくい洗濯機であると考え、我が家の洗濯機は、日立「ビートウォッシュ」に決めました。
日立「ビートウォッシュ」とパナソニック「泡洗浄」を比較
日立「ビートウォッシュ」とパナソニック「泡洗浄」について、初回調査時である「2015年2月」時点で最新機種であった2014年製の機種の情報を残したまま、2018年3月現在最新機種である2017製の機種の情報を一覧にまとめました。
一覧に表示しております「価格」は、調査時に近隣店舗のヤマダ電機で販売されていた実際の価格になりますのでご参考にされてください。
日立 縦型洗濯機(全自動洗濯機)「ビートウォッシュ」
洗濯・脱水容量 | 調査時 | 型番 | 標準使用水量 | 洗濯時間 | 消費電力 | 価格 |
10㎏ | 2015年2月 | BW-10TV | 109L | 37分 | 63wh | 83,500円 |
2018年3月 | BW-V100B | 104L | 37分 | 61wh | 89,800円 | |
9㎏ | 2015年2月 | BW-9TV | 99L | 35分 | 62wh | 75,300円 |
2018年3月 | BW-V90B | 99L | 36分 | 60wh | 84,800円 | |
8㎏ | 2015年2月 | BW-8TV | 92L | 34分 | 61wh | 65,800円 |
2018年3月 | BW-V80B | 92L | 35分 | 59wh | 76,800円 | |
7㎏ | 調査なし | – | – | – | – | – |
2018年3月 | BW-V70B | 86L | 34分 | 45wh | 70,800円 |
ちなみに、10㎏の「BW-V100B」の価格(89,800円)は、広告の品の価格です。
パナソニック 縦型洗濯機(全自動洗濯機)「泡洗浄」
洗濯・脱水容量 | 調査時 | 型番 | 標準使用水量 | 洗濯時間 | 消費電力 | 価格 |
10㎏ | 調査なし | – | – | – | – | – |
2018年3月 | NA-FA100H5 | 104L | 35分(33分) | 62wh(58wh) | 128,000円 | |
9㎏ | 2015年2月 | NA-FA90H1 | 102L | 38分 | 57wh | 89,500円 |
2018年3月 | NA-FA90H5 | 102L | 38分(36分) | 67wh(53wh) | 121,000円 | |
8㎏ | 2015年2月 | NA-FA80H1 | 97L | 37分 | 55wh | 75,500円 |
2018年3月 | NA-FA80H5 | 97L | 37分(35分) | 55wh(51wh) | 74,800円 | |
7㎏ | 2015年2月 | NA-FA70H1 | 92L | 36分 | 52wh | 71,800円 |
2018年3月 | NA-FA70H5 | 92L | 36分(34分) | 52wh(48wh) | 64,800円 |
※()内はエコナビ運転
今回、3年後のほぼほぼ同じ時期に調査したのですが、3年前に比べて、日立の洗濯機は価格が高くなっているのに対してパナソニックの洗濯機は価格が高くなっているものもあれば安くなっているものもあることが分かりました。
【おまけ】約3年ぶりに洗濯機を調査してみて気が付いたこと2つ
約3年ぶりにヤマダ電機に洗濯機を見に行ってみると、以前は区別がついていた「縦型全自動洗濯機と縦型洗濯乾燥機の違い」が見た目では分かりづらくなっていることに気が付きました。
「日立」「パナソニック」共に全自動洗濯機は全て蓋がフラットに進化!!
3年前、蓋がフラットな作りなのは日立とパナソニック両方を見ても日立の縦型洗濯乾燥機だけだったのですが、現在では、両メーカー共に縦型全自動洗濯機(ビートウォッシュと泡洗浄)はすべて蓋がフラットな作りになっていました。
【2015年2月】
【2018年3月】
縦型全自動洗濯機もドラム式に負けないくらいスタイリッシュでおしゃれな外観に進化していました!
3年前、日立の縦型全自動洗濯機は縦型洗濯乾燥機と比べて「とにかく見た目がイケてなかった」のでこれから日立の縦型全自動洗濯機を買う人が羨ましくなりました。
「日立」の縦型洗濯乾燥機の本体外側にあった「異物トラップ」がなくなってスッキリに変化!!
3年前、日立の縦型洗濯乾燥機には、内部のフィルターの他に、「異物トラップ」というフィルターが外部(本体前面下)にあったのですが、現在では無くなっていました。
【2015年2月】
【2018年3月】
3年前まで使用していた洗濯機が日立の縦型洗濯乾燥機だったのですが、買い替え前半年ほどの間とにかく悩まされたのがこの「異物トラップ」のエラーでした。
「日立さん無くして絶対正解!!」無くなっていてなんだか安心しました。
【必見】ヤマダ電機の店員さんの言葉を抜粋してご紹介
ヤマダ電機の店舗にて、店員さんから聞いたマニュアルを見ただけでは気づくことができない説明についてご紹介します。
私自身とても参考になったので必見です!
【2015年2月調査時】
- 日立「ビートウォッシュ」が頑固な汚れをごしごし洗ってくれるのに対し、パナソニック「泡洗浄」は、衣類をいためないような洗い方である。(=汚れが落ちるのは日立!なるほど!)
- 日立もパナソニックも「自動おそうじ(自動お手入れ)機能」を搭載しているが、漕洗浄の際、パナソニックはためすすぎの水を使用するのに対して日立は水道水の水を使用する。ただし、どちらも洗濯途中に毎回漕洗浄を行うという点では同じ。(=すすぎの水は排水してきれいな水道水で槽洗浄を行ってくれるのは日立!聞いてよかった!)
【2018年3月調査時】
- 「日立」「パナソニック」共に縦型洗濯乾燥機よりも縦型全自動洗濯機の方が圧倒的に売れている(=乾燥機能を使わないのなら縦型全自動洗濯機が断然安いのでおすすめ!)
- 洗浄力で選ぶなら日立がおすすめ(=洗浄力を重視される方は日立を洗濯される方が多い)
- 使いやすさで選ぶならパナソニックがおすすめ(=洗濯機ボディの手前がスリムで出し入れ楽ちん!洗剤入れが一カ所にまとまっているのでお手入れ楽ちん!)
- 「日立」「パナソニック」共に洗濯・脱水容量が7~9㎏までは洗濯機本体の大きさは変わらないが、10㎏になると幅だけでなく高さも高くなるから注意が必要(=蛇口があたらないかちゃんと確認すべし!)
- 洗濯・脱水容量の1㎏の差は、人数に換算すると0.5人分である(=洗濯・脱水容量が9㎏の洗濯機ににするか10㎏にするか悩む際には参考にすべし!)
3年前に、私がヤマダ電機の店員さんにおすすめされたのは日立の縦型洗濯乾燥機でしたが、現在では「縦型洗濯乾燥機よりも縦型全自動洗濯機の方が圧倒的に売れている」と聞いて驚きました。
我が家の初代ビートウォッシュが縦型洗濯乾燥機であり、現在のビートウォッシュが縦型全自動洗濯機である私個人的な私見としても「基本的に外干しで乾燥機は使ってもたまにだから乾燥機能はいらない(=たまにしか使わない乾燥フフィルターはカビの温床になるからできれば無くしたい)」です。
縦型全自動洗濯機「日立 ビートウォッシュ(9㎏)」と「パナソニック 泡洗浄(9㎏)」を比較!!
需要も高く、おそらく比較して購入されるだろう縦型全自動洗濯機「日立 ビートウォッシュ(9㎏)」と「パナソニック 泡洗浄(9㎏)」を見比べてきましたので画像付きでご紹介します。
比較したのは、日立「ビートウォッシュ(BW-DV90B)」とパナソニック「泡洗浄(NA-FA90H5)」で、共に2017製の商品です。
【外観①を比較】
【日立】
【パナソニック】
【外観②を比較】
【日立】
【パナソニック】
【外観③を比較】
日立「ビートウォッシュ」の高さの方がパナソニック「泡洗浄」に比べて高く、日立「ビートウォッシュ」の幅の方がパナソニック「泡洗浄」に比べて広いですので、日立「ビートウォッシュ」に比べてパナソニック「泡洗浄」の方が少しだけコンパクトであることが分かりました。
微妙な違いではありますが、ぜひ参考にされてください。
【洗剤投入口を比較】
【日立】
【パナソニック】
日立「ビートウォッシュ」が洗剤と柔軟剤の投入口が分かれているのに対して、パナソニック「泡洗浄」は洗剤の投入口が一カ所に集まっていることが分かりました。
【糸くずフィルターを比較】
【日立】
【パナソニック】
内部の両サイド側面に見えるのが糸くずフィルターなのですが、両メーカー共に取り外しもとても簡単でした。
また、日立のフィルターよりもパナソニックのフィルターの方が幅があり大きいことが分かりました。
最後に
洗濯機を購入する際に検討すべき項目として「ドラム式 or 縦型」 ⇒ 「全自動洗濯機 or 洗濯乾燥機」 ⇒ 「日立 or パナソニック」という流れで順を追ってご紹介させていただきましたが、購入したい洗濯機のイメージをより具体的に持っていただくことはできましたでしょうか?
私自身、基本的に電化製品は苦手ですのでいつも主人任せになることがほとんどなのですが、こうやって自分で調べてみることで「自分がこの洗濯機を買いたいと思う理由を明確になり納得して洗濯機を購入することができた」ことがよかったと思っています。
この記事を読んでいただいた皆様にとってベストな洗濯機が見つかりますように(*^-^*)
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以上、この記事が、洗濯機購入に際し、メーカーを「日立」にするか「パナソニック」にするかを迷っていらっしゃる方の参考になりましたら幸いです。