突然なのですが約9ヶ月前にADHDの診断を受けました。
誰がかって?
私がです(;´∀`)
私って本当にADHDなの?
自分自身がADHDと診断されてしまったわけですが、私が今学生でこれから将来を考える必要がある場合には、将来に対する不安なんかを感じたかもしれません。
けれど、結婚し母親になり社会人13年目、35歳の私が今更診断されたところで何も変わることはなくて。
息子を連れて行った病院でいきなり「お母さんっADHD!」なんて言われたもんだから「あたしっすか?」って感じでそのまま「あそうですか、そうなんですね。」と笑っていました。汗
自分のことなのにまるで他人事のように感じており、ショックとか一切ありませんでした。
ADHDってもっと特別な人のことだと思っていたので、自分が診断されたことで、な〜んだ別に普通の人なんだって感じで拍子抜けしたくらいです。
だってほら、私授業中ウロウロなんてしたことないし、カッとなってお友達を殴ったことなんてありませんよ。
私(大人)のADHD的特徴はこんな感じ
大人のADHDを知れば知るほど私そのものでした。
私自身に当てはまるADHD的特徴を下記にピックアップしてみます↓
私自身のADHD的特徴
- 計画的にできない
- 先延ばしにする
- 忘れっぽい
- 飽きっぽい(根気のいる作業・業務が苦手)
- 自制が利かない(感情のコントロールが苦手)
- うっかりミスが多い
- 作業の段取りがつけられない
- 時間配分がうまくできない
- 事故に遭いやすい
大人の発達障害者って、まさかの私のことだったんです。
仕事が月末に集中してしまうのも計画的にできないからだったのかもしれません。
「あっ忘れてた!」が口癖だったりするので忘れっぽいのは明白です。
私ってすぐ泣きそうになるから「私って感受性豊かなんだわ~」なんて思っていたらそれはただ、感情のコントロールが苦手なだけでした(;´∀`)
うっかりミスが多いのも周知の事実。
毎朝毎朝バタバタと遅刻ギリギリの出社になってしまっていたのも時間配分がうまくできないから?
よく車をぶつけるので旦那にいつも怒られていたのは事故に遭いやすい特徴を持っていたからだったとは。
もう嫌になるくらいこの本を読めば読むほど私自身なんですよ(;´∀`)↓↓↓
診断されてからの心境の変化
つい先日まで、ADHDと診断されたことは、私にとってよかったことなのか正直分かりませんでした。
けれど、診断されたことで努力ではどうにもならないことがあることを知りました。
これまでの数々の失敗や頑張って頑張っても改善できなかったことに理由が付くようになりました。
けれどそれと同時にますます自分に自信が持てなくなりました。
私はどんなに気をつけても失敗してしまうんだ、と思うと仕事をすることがものすごく怖くなりました。
これまでは、「今度こそミスをしないように気をつけるぞ!私ってまだまだ注意力がたりないんだわ!今度こそは頑張るぞ!私だって成長するぞ!」と頑張ることができました。
でも今は、こう思ってしまうんです。
私は必ずまたミスをする
そう思うとこれまで引き受けていた無茶ぶりな仕事の依頼も怖くて受けれなくなってしまいました。
ぎゃ〜間に合いませんよ〜でもやるだけやってみますから!だったのが、こうなったんです。
間に合いません!無理ですよ!私にはどうすることもできないですよ!
無茶ブリな仕事の依頼には無茶ブリすることになってしまった理由があります。
そこを何とか最善の努力でできる限りサポートすることが私の仕事だったのに、失敗が怖くて「自分は関係ない」という対応しかできなくなってしまったんですね。
「直接課長に聞いてください。」そんな言葉しか返せなくなってしまって、会社の中で私が機能しなくなりました。
私らしさを完全に無くしてしまいました。
ADHDと診断されなければ、今頃私は今まで通りひ〜ひ〜言いながらガムシャラに仕事をしていたかもしれません。
私はよく半分冗談でこう言っていました。
「私って自分が一番信用できないんですよ~」
それが冗談ではなく確信に変わってしまったというわけです。汗。
ADHDと診断されたことは私にとってのプラス

この半年、ADHDと診断されたことは私にとってマイナスだったのではないかと考えてきたわけですが、今では診断されたことは私にとってのプラスだと思うようになりました。
理由は簡単で本当の自分を知ることができたからです。
今思えば、私はこれまで自分には合わないやり方で苦手なことをガムシャラにやってきたんですね。
けれど、失敗を得意とするADHDの人に失敗できない事務職の仕事ははっきり言って向いてなかったんです。
そして、この10年家事育児仕事を必死にこなしてきましたが、私はどう考えてもオールマイティにこなせる人間ではなかった。
そのことに気付かされました。
無理してやってきたことのひずみは、子供たちの精神状態や夫婦関係に現れ、家庭生活が機能しなくなる寸前まできてしまっていることに気がつくことができました。
これらのことに気づくことができた(納得することができた)のはADHDと診断されたからこそ得られたものであり、自分自身にとっての大きな「気づき」となったわけです。
診断されたことで私がこれまで感じてきた苦悩に「生きづらさ」という名前がつきました。
自分を知ったことで自分に合った生き方(退職して家庭に入る)を選択することができました。
とにかく頑張って頑張って頑張ることに自己満足し、周りに迷惑をかけて生きるのは辞めにします。
これからは、できないことをやろうとするのではなくて、私にできることを丁寧にやっていきたいと思っています。
耐えて頑張ることだけが美学ではないと今は思いたいです。
長くなりましたが今の気持ちを活字にすることで自分の気持ちを整理することができました。
そして、先週金曜日の7月15日に正式に約13年務めた会社を退職致しましたこと報告させていただきます。
ここまで読んでいただいた皆様、最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
ぁわたし、めちゃくちゃ元気です♪