双子が通う保育園では、年中さんから「織り機」を使ったポシェット作りが始まります。
また、年長さんになったら、今度は「編み機」を使ったマフラー作りが始まります。
そして、双子が保育園で使っているこれらの「織り機」や「編み機」はどうやらモンテッソーリ教具と言われるものみたいなのです。
モンテッソーリ 幼児教育 教具とは?
モンテッソーリ 幼児教育 教具というのをご存じですか?少し調べてみました。
そしたらこんな言葉を見つけました。
モンテッソーリ教具は玩具ではありません
どうやら、モンテッソーリ教具は保育園、幼稚園、小学校など教育機関で使用する教材であって、家庭で玩具のように子どもに与えるものではないそうなんです。
そのため、モンテッソーリ教具を使用する教師は、必ず正式にトレーニングを受け、正しい提供方法を学ぶ必要があるというのです。
モンテッソーリ 幼児教育とは?
そもそもモンテッソーリ 幼児教育とはどういったものをいうのでしょうか?
モンテッソーリ教育の目的
子どもの自主性、独立心、知的好奇心などを育み、社会に貢献する人物となること(モンテッソーリ教育の終了は24歳)を目的とする。
モンテッソーリ教育の特徴
【感覚教育】
モンテッソーリ教育法では、教具の形、大きさは無論、手触り、重さ、材質にまでこだわった教具を使用することで、子供たちの繊細な五感をやわらかく刺激するよう配慮されている。
また、教具を通し、暗記でなく経験に基づいて質量や数量の感覚を養うことと、同時に教具を通して感じ取れる形容詞などの言語教育も組み込まれている。
【自発性と敏感期】
どの子供にもある知的好奇心は、何よりその自発性が尊重されるべき、という考えのもと、周囲の大人はこの知的好奇心が自発的に現われるよう、子供に「自由な環境」を提供することが重要である。
また、子供の月齢、年齢ごとに子供たちの興味の対象がつぎつぎ移り変わる点に着目し、さまざまな能力の獲得には、それぞれ最適な時期があるとしている。
【整えられた環境】
子供たちが安心して自由に遊び、作業のできる環境整備が重視されている。教室が清潔に保たれ、子供の目線で教室を見渡せるよう配慮が求められる。
また、モンテッソーリ教育法における教師の存在は、教室や教具と同様、整えられた環境の担い手の一つとして考えられている。
※ウィキベディアより抜粋
難しいですね。
一言でまとめるとするならば、
子供の知的好奇心を大切にし、暗記ではなく、成長の時期に見合った経験をさせることで、質量や数量の感覚を養うことができる教育といった感じでしょうか?
つまり、勉強ではなく、子供の成長の時期に最適な経験(遊び)を通して生きる力を学ぶことができる教育、ということなのかもしれません。
決して英才教育なんかではなく、実体験を通して生きていく上で必用な力を達成感を味わいながら学ぶことができる教育、とも言えるかもしれません。
人間形成が成される幼児期に、「したい!」「できる!」の気持ちを大事にし、興味を持ったことを自然と経験させることで、効率よく学ばせる教育方法なのかもしれません。
それはきっと、特別な教育方法ではなく、人間形成の基礎となる部分をしっかり教育してくれるものなのかもしれないですね。
う~ん、奥が深そうです。
モンテッソーリ 教具 織り機
双子が保育園で使っている織り機がこちらです。
※双子その1制作途中の写真です。
※双子その2制作途中の写真です。
二人とも本当によくできていました。
もちろん先生方の下準備と助けがあってからこそだと思うのですが、双子の娘たちは、「自分の力で作っている」という自信と達成感を味わいながら制作を進めているようです。
特に商品名が分かるわけではありませんでしたので探すのに苦労しました。
けれど、見つけてもやはりこれといった商品名があるわけではありませんでしたが^^;
【ドイツ製 織り機 小】
ドイツ製 織り機 小〜マフラーなど大きなサイズから幅を合わせて小さなサイズまで織ることがで…
作品が出来上がったら、お家でボタン付けをした後、また保育園に持っていき(作品を)展示してもらいます。
というわけで、我が家も双子に好きなボタンを選ばせまして、わたくし頑張りまして、出来上がったのはこちら♪
それぞれポシェットにボタンがつきました♪
ミシンは好きだけど、針と糸は苦手なので苦労しました(^-^;
最後に
保育園にお迎えに行くと、双子が(自分たちが)織り機を使っているところを私に見せたがります。
1分でも早く帰りたい中、電気が消えたお部屋に連れて行かれ見せてくれたのがこんな光景でした。
うえ、した、うえ、した・・・それぞれ自分の織り機で器用に糸を織っていました。
とっても真剣に。そして少し得意気に。
モンテッソーリ教育、難しいことは分からないけれど、こんなに生き生きと楽しみながら学んでくれていることが「モンテッソーリ教育」のおかげだとしたら、とても魅力的な教育方法であるな、と思ったのでした。
おまけ
年長時が「編み機」で作成したマフラーが展示されている様子です。
双子ちゃんのポシェットは逆光で上手に取れなかったので綺麗な写真が取れたらまたアップします。