学童を継続するか悩みに悩み2年生で学童を退所してから早いものでもうすぐ1年になります。
3年生の約1年(実際には9か月)を学童なしで過ごしてきたわけですが、学童を退所してから現在までの様子をまとめたいと思います。
私のようにわが子から「学童を辞めたい」と懇願された方の参考になりましたら幸いです。
まえおき
学童を辞めてからの長男くんは、スイミングに週3行く以外は自宅で過ごしています。
そして親としては、できれば今でも学童に行ってほしいです。
そこで、学童で過ごすことが子供にとって本当にいいことなのか、学童に行って欲しいのは親にとって都合がいいからだけではないのかもう一度考えてみました。
学童を辞めて「良かったこと」と「困ったこと」
親の立場そして子供の立場から見た、学童に行くことのメリットデメリットについて考えてみました。
子供の立場の意見は、実際に長男くんからヒアリングしたままを記載しています。
(親の立場からみた)学童を辞めて良かったこと
- 学童でのトラブルがなくなった。
- 学校でのトラブルもなくなった。
- 夜寝る前に苦しそうに泣いて暴れることもなくなった
- 学校から帰ってきて気の合う友達と遊ぶのが楽しそうだから私も嬉しい
- 近所に友達が増えた
(親の立場からみた)学童を辞めて困ったこと
- 毎日夕方仕事中に電話がかかってくる(お母さん何時に帰ってくる?)
- 毎日帰りの電車の中で電話がかかってくる(お母さん今どこ?)
- 事故が心配
- 鍵を無くさないか心配
- 何して過ごしてるか分からない
- 自宅が溜まり場になりつつある
- ゲームをやりすぎている
私が仕事の休みの日でも友達を連れて帰ってくるようになりました。もしくは、私が居ても、学校から帰ってくるとランドセルを玄関に放り投げて「ただいま!行ってきます!」と元気に遊びに出かけて行きます。
(子供の立場からみた)学童を辞めて良かったこと
- (学童の先生に)怒られなくなった
- 友達と沢山遊べるようになった
- 好きにできるようになった
(子供の立場からみた)学童を辞めて困ったこと
- ない
長男くんにヒアリングした結果、「学童を辞めてよかったこと」については考える間もなく一気に答えてくれました。
それに対し、「学童を辞めて困ったこと」については、即答で「ない!」とのご回答^^;
「(学童を辞めて困ったこと)一つくらいあるでしょ?」と聞く母に対し、「ない!」と断言。
「学童をやめて正解!」という言葉
ずっとずっと前からこのブログを読んでくださっている方はご存知の方もいらっしゃると思うのですが、私はずっと長男くんの特性に悩んできました。
そして、数か月前から専門機関のお世話になっています。
担当の先生に、これまでの学童でのトラブルや今後について相談した際にまず言われた言葉がこれでした。
学童を辞めて正解!
先生がそうおっしゃったのにはもちろん理由がありまして、うちの長男くんは、学校という構造体の中では問題なく過ごすことができるがその枠がない学童という場所には絶対に向いていない体質であるとはっきり言われたんです。
そして、「無理をさせる必要はまったくない」と。
学校そして家庭においても人一倍頑張っている子供だと。
だからこれ以上頑張らせる必要はないと。
なぜ学童の先生が嫌いなのか
ちょと話がずれる気がしますが、子供がなぜ「学童の先生が嫌い」というのかについてですが、うちの子の場合はその理由は簡単で「怒られるから」でした。
悪いことをするから怒られるのは当然なのですが、ついつい行き過ぎてしまう長男くんが学童の先生も目についてしょうがなかったところもあると思うんですね。
うまく言えないのですが、うちの長男くんは、下記のような負のスパイラルに陥ってしまっていたんです。
「学童に行きたくないのに学童に行く→気持ちが落ち着かない→イライラする→問題行動を起こす→怒られる→もっとイライラする→もっと怒られる→もっと学童が楽しくなくなる」
そして、その結果どうなったかなのですが、「自分は怒られてばかりのダメな奴だ」と負の感情ばかりが溜まっていきイライラしてどんどん自信を無くし問題行動がより目立つようになって行ったんだと思います。
学童をやめてからの長男くんの変化
学童を辞めてから家庭においてもクラスに置いてもイライラしている場面が格段に減りました。
その結果、これといって目立ったトラブルも起こっていません。
妹たちに対しても絶対に譲ることができなかったことでも譲ることができるようになりました。
長男くんに、今までなかった心の余裕ができたんですね。
最後に
この記事を読んでくださった方の中には「何甘やかしてるの?」という意見も多くあるかと思います。
けれど、「学童にどうしても馴染めない」または、「学童をどうしても楽しめない」という子供の切実な訴えを親の都合抜きにして受け止めてあげることは必要である、と感じています。
親からしてみれば、学童で過ごす時間は「たったの3時間」かもしれないけれど、子供にしてみれば苦痛の3時間で、実際には4時間にも5時間にも感じているかもしれないわけで。
これはお願いなのですが、うちの子の場合は「発達障害」という特性も絡んでいますので辛口コメントはご遠慮願いますm(__)m
ただ、はっきり言えることは我が家は学童を辞めることで親子共に前進することができました。
学童をやめることで長男くんは自分らしく過ごせるようになりました。
そう言いましても長期休みにおいては、親としてまだまだ不安はあります。
けれど、今親として何よりも大事にしたいのは、「子供が毎日を生き生きと過ごしてくれること」です。
例え、自宅が溜まり場になったとしても、学童で苦痛な毎日を過ごすよりは、気の合う沢山の友達と楽しく過ごす時間の方が今の長男くんには大切だと感じています。
長くなりましたが、そういうわけで長男くん、毎日元気です。