子供向けの家庭学習教材といってまず思いつくのは、下記二つ。
- 進研ゼミ
- Z会
シェア率でいけば圧倒的にベネッセの「進研ゼミ」で、ワンランク上を目指す子供向けの教材といえば「Z会」というところでしょうか。
そしてこの二つを知らない方はあまりいらっしゃらないのではないかと思うのですが、家庭学習教材として、この二つ以外の選択肢があることをご存じでしょうか?
家庭学習の「がんばる舎」という選択
「進研ゼミ」でもない「Z会」でもない家庭学習の「がんばる舎」というのをご存じですか?
「がんばる舎」とは、通信教育・家庭学習用の幼児教材、小学生教材、中学生教材を扱っている会社です。
「がんばる舎」の教材の特徴は下記です。
※がんばる舎HPより抜粋
- 「2歳児から中学生」までの教材を用意
- すべての教材は「A4サイズ」のプリント形式
- 「毎月1回」25日前後にご自宅へ定期配送
- 月々、幼児用『680円』、小中学生用『800円』
- 入退会自由。『1カ月』からでも、ご利用可能
1.「2歳児から中学生」までの教材を用意
家庭学習の「がんばる舎」が提供する教材には下記3種類の教材が用意されています。
- 幼児教材 「すてっぷ」(月々680円)
- 小学生教材 Gambaエース(月々800円)
- 中学生教材 Gambaエース(月々800円)
2歳からの幼児用通信教材「すてっぷ」(月々680円)とご通学の小中学校でご利用の教科書に対応した小学生・中学生用通信教材「Gambaエース」(月々800円)です。
2.すべての教材は「A4サイズ」のプリント形式
教材は、すべてA4サイズの問題プリント・解答プリントのセットとなっています。
解答プリントは、問題プリントに赤刷りで、解答解説はたっぷりと充実しています。
回答もA4サイズで、解き方のポイントを記入したプリントだけ。
シンプルな設定は、子供にとっても学習に取り組みやすいだけでなく、保護者にとっても分かりやすいと好評のようです。
3.「毎月1回」25日前後にご自宅へ定期配送
毎月1回、25日前後に定期発送システムにて、自宅へ教材が届けられます。
※新規入会の場合は、お申し込み完了から1週間前後でお届け
4.月々、幼児用『680円』、小中学生用『800円』
適度なボリュームの教材をやさしい価格で設定されています。
一カ月あたりのプリントの枚数は下記の通りです。
幼児用 「すてっぷ」(月々680円)
問題プリント | 解答プリント | よみもの |
22枚 | 22枚 | 3枚 |
小中学生用 Gambaエース(月々800円)
国語 | かきとり | 算数 | 英語 | なぜなに |
9枚 | 3枚 | 16枚 | 6枚 | 3枚 |
5.入退会自由。『1カ月』からでも、ご利用可能
入退会は、いつでも自由です。1ヶ月のみでもご利用可能です。
1ヶ月のみで退会する場合は、初回教材到着後、指定期日までのご退会連絡が必要です。
ただし、初回教材(無料)には、退会期日(教材到着後、1週間〜10日前後)のお手紙を同封されていますので、安心感がありますね。
「無料お試しだけのつもりだったのに知らない間に継続された」というような心配はないようです。
※例え一カ月の無料体験のつもりでも退会の連絡は必要です。
私が感じた「がんばる舎」の魅力
実際に教材を目にして私が感じた魅力を下記にまとめます。
- 小学生向けの教材でも月々800円と低価格
- 一カ月単位で申し込みができ低価格であることから「とりあえず」試してみることができる手軽さがある
- 「一日にA4プリント1枚」という無理のない設定
- 付録がいっさいない。(=親としても付録を全てこなさないといけないというプレッシャーがない)
- カラフルなイラストがない。(=問題だけのシンプルさで無駄がない)
- なにより初回1カ月分が無料なのが嬉しい
「ベネッセ」と「がんばる舎」を比較してみた結果
長男くんが今小学2年生なので、小学2年生の場合で、ベネッセとがんばる舎を比較してみました。
受講料※1ヵ月 |
学習時間 ※1日 |
学習量 ※1ヵ月 |
|
チャレンジ (ベネッセ) |
3,343 |
20分 ※週4~5日、一日あたり1回分受講したと想定した場合 |
国語・算数の2教科、各14回分。 ※1回=5分。 ※14回×2教科=24回 +赤ペン先生の問題+ドリル |
チャレンジタッチ (ベネッセ) |
3,343 | 20分
※週4~5日、一日あたり2~4回分受講したと想定した場合 |
国語・算数の2教科、各14回分×3レベル。
※1回=5分 ※14回×3レベル×2教科=84回 |
Gambaエース (がんばる舎) |
800円 | 20分 |
国語:9枚 計:37枚 ※すべてA4プリント |
受講費について
圧倒的にがんばる舎の方が低価格であることがわかります。
上記は2年生の受講費ですが、ベネッセの「進研ゼミ」は学年が上がるごとに受講費が上がっていくのに対しがんばる舎の「Gambaエース」は中学生になっても「800円」のまま変わりません。
※進研ゼミ3年生:4,062円、進研ゼミ4年生:4,865円・・・
一日あたりの学習時間について
ベネッセの「進研ゼミ」、がんばる舎の「Gambaエース」共に、1日あたり想定されている学習時間は20分であることが分かりました。
これは、大人も子供も普通の人が集中できる時間の限度は20分だと言われていることからも納得の学習時間だと思われます。
一カ月あたりの学習量について
ベネッセの「進研ゼミ」、がんばる舎の「Gambaエース」共に、一日あたりの学習時間が同じであることから、一カ月あたりに想定されている学習量も同じであるということが考えられます。
しかしながら、両社で決定的に違うのは、教材の数。
学習時間は同じでもやらなければならないことはベネッセの「進研ゼミ」の方が圧倒的に多いと感じました。
最後に
ベネッセの「進研ゼミ」、がんばる舎の「Gambaエース」を比較してみて感じたことについて。
どちらが子供の興味を引き付けやる気を出せるかといえば圧倒的に「進研ゼミ」だと思います。
「進研ゼミ」は、リアルなゲーム形式にしてみたりカード形式にしてみたり、付録の教材も子供たちは興味深々です。
ただ、その興味が続けばいいのですがすぐに飽きてしまうんですよね^^;(そんなことないお母様方すみません。)
教材が凝っていて「さすがベネッセ!」と思う一方で、凝りすぎていたり説明が多すぎることで子供たちは逆にそれを「大変だ」と感じてしまう場合もあると感じています。
例えば、実際の問題は大した問題ではないのに、問題を解く前のキッズとラッキーの前置きが長すぎたり。
※「キッズとラッキー」:進研ゼミ小学講座のキャラクター
そうすると子供は、ページを開いて必ず読むべきピンポイントをすぐに把握できるわけではないため、目に入ってくる情報量が多いことで逆にとても大変な問題に感じてしまう、といった感じです。
(うちの子だけかもしれません。)
言い方を変えるとするなら、子供は、キッズとラッキーの会話なんて読んでない、です。
(うちの子だけですコメンナサイm(__)m)
また、付録の教材もとても凝っていて、小学校低学年だと子供に使用させる前に親が設定する必要があったりします。
それに対し、「がんばる舎」は本当に問題だけ。ドリルというイメージでしょうか。
いたってシンプルです。
そのため、「がんばる舎」の教材は、学校での学習を理解しているかどうか確認するためのプリント教材として最適だと感じています。
「進研ゼミ」を始めることを悩んでいらっしゃる方は、宿題プラスアルファの家庭学習に慣れるという意味で、まずこの「がんばる舎」から初めてみるのもいいかもしれません。
※この記事は、姪っ子に教材を見せてもらい妹に話を聞いた情報をもとに自分で調べた結果をまとめたものになります。