約3年程前に当記事において、「Amazonプライム会費(アマゾンプライム年会費)が勝手に請求された」という体験をご紹介したところ、これまでに同様の被害にあったという方から約388件(返信含む)ものコメントをいただきました。
3年前にアマゾンプライム年会費の突然の請求を知ったときは本当に動揺しましたが、現在でもなおアマゾンからの突然の年会費請求に驚いている方が後を絶たない状況が続いていることに驚きます。
そういうわけで今回は、私自身の体験として、「アマゾンプライム会費の突然の請求⇒解約⇒返金」までの流れをご紹介した後に「Amazonプライム会費を勝手に引き落とされた!という方にまず知って欲しい情報」についてQ&A形式でご紹介したいと思います。
Amazonプライム会員とは?
Amazonプライム会員には、会員特典が用意されており、Amazonプライムになると以下複数の特典を利用することができるようになっています。
【Amazonプライム会員特典】
- 「お急ぎ便」「お届け日時指定便」が使い放題
- Prime Videoで対象の人気映画・TV番組・アニメが見放題
- Prime Musicで100万曲以上の楽曲が聴き放題
- Prime Photoで写真を容量無制限に保存
- Prime Readingの本・マンガ・雑誌など読み放題
そして、Amazonプライムは、無料体験することができるようになっており、「無料体験期間中には、お急ぎ便やお届け日時指定便が追加料金なしに無制限に利用することが可能」となっています。
そして、私も先日、Amazonにて商品を購入する際、Amazonプライムの無料体験にて、お急ぎ便を指定して購入手続きを行いました。
【体験談】まさかのAmazonプライム年会費3,900円の突然の請求
私がAmazonプライムの会費の請求に気が付いたのは、滅多に見ないクレジットカードの利用明細(WEB)を見たときでした。
利用明細には、「VISA国内利用 VS アマゾンプライムネンカイヒ」という商品名で3,900円の利用が記載されてありました。
014/12/12 | VISA国内利用 VS アマゾンプライムネンカイヒ | 1回 | 3,900 | 2015/01 |
なにこれ??
なにこれーーーー???
Amazonプライムの無料体験は確かに利用しましたが、プライム会員に登録した覚えはありませんでした。
それなのになぜAmazonプライムの年会費の請求があっているのか、動揺する気持ちを落ち着かせましてAmazonプライムについて調べてみると意外な事実が分かってきたんです。
【Amazonプライムの危険すぎる落とし穴】無料体験期間が終わると自動でAmazonプライム会員に更新され年会費が請求される
Amazonプライムについて調べる中でまず分かったのが「Amazonプライムの無料体験期間が過ぎると自動でAmazonプライム会員に更新され年会費が請求される」ということでした。
つまり、Amazonプライムの無料体験というのは、「Amazonプライム会員になったつもりでお急ぎ便やお届け日時指定便を体験してみることができる」というものではなくて「最初の1ヶ月間だけ会費無料でAmazonプライム会員に登録する」というものであることが分かりました。
うーんやってしまいました。
アマゾンのヘルプ&カスタマーサービスのプライム会員の説明の中に、このようにちゃんと書いてありました。
無料体験期間もしくは1年間の有料会員期限が終わると、自動的にAmazonプライム会員の登録が更新され、 ご登録のクレジットカードに年会費3,900円(税込)が請求されます。
私は、Amazonプライム会員になるつもりはなくて、「Amazonプライム会員の特典として利用できるお急ぎ便やお届け日時指定便を体験しただけのつもりだった」ので軽くショックを受けることとなりました。
なぜなら、相手はあの世界のAmazonです。
世界のAmazonたる者、「まさか身に覚えのない引き落としが発生する」ことになろうとは夢に思っていなかったですし、「Amazonなら絶対大丈夫」と疑うことを知らず信頼しきっていたからです。
【Q&A】Amazonプライム会費が勝手引き落とされた方に知って欲しい情報まとめ
Question1:Amazonプライム会員に登録された日というのはそもそもいつなの?
Answer:Amazon無料体験を指定してお急ぎ便にて商品を注文した日
Amazonプライム会員登録日は、Amazonのアカウントサービスから、「Amazonプライム会員情報を管理する」のリンク先で確認することができます。
Question2:Amazonプライムの無料体験期間っていつからいつまでだったの?
Answer:Amazonプライム無料体験を利用した日から1ヶ月間
年会費の請求があったということは、「プライム無料体験期間が終了したから」ということになるのですが、Amazonプライム無料体験を利用した日から1ヶ月で無料体験期間が終了し、会員情報が更新されることが分かりました。
私の場合ですと、Amazonプライム無料体験期間は、Amazonプライム無料体験を利用した11/12から1か月後の12/11までであったことになります。
そして、無料体験期間最終日の翌日である12/12に年会費の請求が登録しているクレジットカードに早速なされたということが分かりました。
Question3:Amazonカスタマーセンターに電話で問い合わせる方法はあるの?
Answer:電話番号は公開されていませんがあります!!
Amazonカスタマーセンターに電話で問い合わせを行うためには、Amazonトップ画面から下記の通り画面遷移していくことで可能でした。
「ヘルプ」→(問題が解決しない場合は)→「カスタマーサービスに連絡」
そうすると、遷移先の画面でプルダウンリストより問い合わせ内容を選択することができるようになっていますので「Amazonプライム」を選択。
次に(問い合わせの)詳細内容を選択するプルダウンリストが出てきますので「Amazonプライム無料体験」を選択。
続いて、お問い合わせ方法と表示される「電話」「チャット」「Eメール」の中から「電話」を選択。
すると画面に「Amazon.co.jpからお電話いたします」と表示されますので、テキストボックスに自分の電話番号を入力後、「今すぐ電話が欲しい」ボタンを押下することでAmazonからすぐに着信が入るようになっていました。
こういったサポート体制はさすがAmazonです。
【Amazonプライム会費勝手に請求 時系列まとめ】
11/12 :Amazonプライム無料体験を指定してお急ぎ便にて商品を購入。
↓
12/12:Amazonに登録しているクレジットカードに対しAmazonプライム年会費の請求。
↓
1/7:Amazonプライム年会費が引き落とされていることに気が付く(←おそっ)
Amazonカスタマーセンターに実際に電話で問い合わせを行った結果
WEB画面より、お問合せ方法として「電話」を選択後、「今すぐ電話が欲しい」釦を押下するとすぐに、Amazonカスタマーセンターからの着信が入りました。(※お問合せ方法については、上述しましたQuestion3をご確認ください。)
着信に気づきすぐに出たものの、機械の音声が流れた後少し待ちまして、電話に出たのは冴えない感じの男性でした。
私としては、「無料体験」という美味しい言葉に何の警戒心もなく飛びついた自分自身の至らなさを棚に上げて苦情を言うつもりはありませんでしたので、単刀直入に聞きたいことだけを聞きました。
説明を聞き終えまして「そうだったんですね~」と納得する私だったのですが、なんと担当者の方から年会費3,900円の返金を申し出てこられたんです。
これは社会勉強だと思い返金をお願いするつもりはなかった私でしたが、「やはり3,900円戻ってくるなら戻して欲しい!」ということで返金していただくことにしましたm(__)m
私がAmazonプライム会費である3,900円を返金してもらえた理由
私が、一度請求があったAmazonプライム会費(アマゾンプライム年会費)の3,900円を返金してもらえた理由をカスタマーセンターに聞いてみた結果、いただいた回答は以下の通りでした↓
【私が、Amazonプライム会費(アマゾンプライム年会費)の3,900円を返金してもらえた理由】
私が正式にAmazonプライム会員になった12/12以降Amazonの利用がなかったから
なるほど。
つまり、私の場合、Amazonの無料体験期間は終了していましたが、実際にAmazonプライムの特典を利用したのは無料期間内だけだったので、3,900円全額返金いただけるということでした。
けれど、もしも私が、正式にAmazonプライム会員になった12/12以降にAmazonプライムの特典を利用していたらどうなていたのでしょうか?
Question:正式にAmazonプライム会員になった日(無料体験期間最終日の翌日)以降にプライム特典を利用していたら返金はしてもらえなかったの?
Answer:Amazonの利用内容によって減額しての返金となる。ただし、減額となる理由や詳細の金額は社外秘となっている。
最後に
今回のカスタマーサービスの担当者の方のやり取りで感じたことですが、カスタマーサービス担当者の方は「Amazonプライム会費の問い合わせ」にとても慣れていらっしゃるなということ。
別に私は苦情の電話を入れたわけではなく、「返金してください」とお願いしたわけでもありません。
それなのに、あちら側から返金を申し出てこられた。
Amazon側も、もういろいろ揉めるより返金した方が早い、というスタンスなのでしょうか?
それなら、このような誤解?がないようにサイトの記載を変更するなど対策を講じればいいと思うのですが、それをしないのはやはり、知らないうちに年会費3,900円を引き落とされながらも気づかない方が大勢いらっしゃる(=Amazon儲ける)からではないかと思ったのでした。
これにて一件落着!と思ったら。。。
ここ数年の間に、Amazonプライム会員登録のオペレーションは少しづつ改善されており、「この注文で無料お急ぎ便を試す」というボタンの表記を経て、現在では、「カートに入れる」釦の上に「このご注文でお急ぎ便、お届け日時指定便を無料体験」と記載されたチェックボックスが表示されるようになっています。
けれど、このチェックボックスにチェックを入れた状態で商品をカートに入れることでAmazonプライム会員に登録される仕組みになっており、依然として誤解を招く仕組みであることは残念ながら変わっていません。
しかも!!ここでびっくりなのが、このチェックボックスにチェックを入れた状態で商品を一度カートに入れてしまうだけで、その商品を購入してもしなくてもAmazonプライム会員に登録されてしまうということなんです( ̄▽ ̄)
まさか商品をカートに入れただけでAmazonプライム会員に登録されているなんて夢にも思いませんから私はこれで2度やられてしまいました。
↓↓その後のAmazonプライム会費の返金処理についてはこちらをどうぞ↓↓
以上、この記事が、Amazonプライム会費(アマゾンプライム年会費)の突然の請求に驚いていらっしゃる方の参考になりましたら幸いです。