この記事では、小学2年生生活科の生い立ちの授業「大きくなったわたしたち」で必要な「手紙」と「写真」の準備について、私が3人の子どもたちに実際に準備した「お手紙(3パターン)」と「写真(1部)」をご紹介しています。例文としてご参考にしていただければ。
実は私、3年前に同じ授業で長男宛に書いた手紙で大失敗をしたという後悔があります。
どんな失敗かというと、「思いを詰込みすぎて手紙が長くなりすぎた結果、長男が途中で読むことに飽きてしまった」という失敗なのですが、その結果、当時小学2年生の長男に私の思い(手紙の内容)は伝わりませんでした( ̄▽ ̄)
「あんなに必死になって手紙を書いたのに!」「手紙を読んだ後の長男の反応をあんなにワクワク楽しみに後ろから見ていたのに!!」です。
私が目にしたのは、先生に手渡された手紙を読みながら読むことに途中で飽きてしまい嫌気がさしてしまった長男の姿でした。
そういうわけで今回は、3年前の失敗をご紹介した後に、その3年後、双子の娘たちのために用意した「写真」と「お手紙」をご紹介したいと思います。
小学2年生 生活科「大きくなったわたしたち」の授業に向けて準備すべきことをまずは整理!
“生活科「大きくなったわたしたち」の学習についてのお願い”というタイトルで学校から届いたお手紙はなんとA3用紙2枚に及ぶものでした。
まずは頭の中で整理するために、やるべき準備を箇条書きでまとめることから始めたのですが、その結果、やるべきことが3年前の長男くんのときよりも明らかに増えていてげんなり( ̄▽ ̄)
【小学2年生生活科「大きくなったわたしたち」の授業に向けて準備すべきこと】
《写真準備 計5枚》
- 赤ちゃんのときの写真1枚
- 1~3歳の頃の写真1枚
- 4~6歳のころの写真(入学前)1枚
- 1年生の頃の写真1枚
- 2年生の頃の写真1枚
《その他準備》
- 「生まれたときはどんな赤ちゃんだったかなプリント」(※「生まれたときの様子」「名前の意味」「身長・体重」を子供に伝え自分で書き込ませる)
- 「1~3歳のころ」のインタビュー用紙(※子供にそのころの様子を話し聞かせ自分で書き込ませる)
- 「4~6歳のころ」のインタビュー用紙(※子供にそのころの様子を話し聞かせ自分で書き込ませる)
- 身に着けていた洋服や靴・帽子など
《お手紙準備》
- 保護者から子供に向けた手紙
赤字の太字で書いているものが3年前の長男くんのときにはなかった項目になのですが、「持ってこれる場合のみでいいです」となってはいたんです。
がしかし、双子の娘たちは「1年生の写真」「2年生の写真」「身に着けていた洋服や靴・帽子など」も持って行く気まんまんになっているから準備するしかありません!
【3年前の失敗1】「写真」の準備にめちゃくちゃ時間がかかりすぎて疲弊した(;´∀`)
あれは3年前、持っていく写真は3枚だけでいいのに1歳~5歳までの写真の中からまずは年齢別に一番よさそうな写真をピックアップしようとするも迷い迷って各年齢で1枚すら選びきれず。。
産まれてすぐ分娩台の上で初めて抱っこしたときの写真は絶対だな。私の指を一生懸命握ってるしこれは間違いない!1歳らしい写真はこっちだな、でも、家族に愛された感じが出てるのはこのスリーショットかな・・双子が生まれてお兄ちゃんになったときの写真もいいな。いやいや主役は長男くんだから双子は不要か・・3歳で補助輪が外れて自転車に乗れるようになった日の写真も絶対外せないな・・でも練習に付き合ったのはほぼ私なのに一緒に写っているのが旦那なのが気に入らないな・・・
そんなこんなで、2時間経過し、なんとか選んだ3枚がこちらでした↓↓↓
【赤ちゃんの頃】
【1~2歳の頃】
【3~5歳の頃。】
たった3枚選ぶだけなのにもうめちゃくちゃ大変で疲れ果てました!!!
【3年前失敗2】準備した「お手紙」が長すぎて長男くんが最後まで読んでくれなかった(T_T)
写真選びに疲弊した後、準備したお手紙がこちらです(;´∀`)↓↓↓
〇〇ちゃんへ
2006年11月12日、○時○分にお母さんのお腹の中から産まれてきた〇〇ちゃん。
予定よりも一ヶ月早く産まれた〇〇ちゃんは、本当に小さくて泣き声も弱々しくて、そんな〇〇ちゃんをお母さんは傷つけないように人差し指で触ったよ。
あんなに小さかった〇〇ちゃんは、みるみる大きく成長したよ。
3歳で補助輪なしで自転車に乗れるようになったね。
練習するけれどなかなかうまくいかなくて泣き叫びながらも絶対に諦めなかったよね。
そしたら、本当に乗れるようになったからお母さんは、びっくりしたよ。
最近では、鎖をつたっての山登り。
アイゼンを付けて大きなリュックをからって雪山の頂上を目指し、お父さんの前を歩く〇〇ちゃん。
なわとびも一生懸命に練習しては新しい技ができるようになってる。
水泳もびっくりするくらいどんどん上達してるよね。
お母さんは、そんな〇〇ちゃんを、本当にたくましく「がんばる力」を持っている子供、だと感じています。
これまでもこれからも自分の思うようにいかないこともあるけれど、どんなときでも自分が「がんばる力」を持っていることを忘れないで欲しいと思います。
そして、「がんばる力」を持った自分に自信を持ってこれからも全力で何事にも取り組んでいって欲しいと思います。
一生懸命な人は必ず誰かが応援してくれるものだとお母さんは思っています。
最後にお母さんからのお願いです。
頑張り過ぎてしまってちょっと心が疲れてしまったときには、お母さんのところにきてね。
そのときは、いっぱい抱っこさせてね。
〇〇ちゃんのことが大好きすぎるお母さんより。
(662文字)
長い、、長すぎる!!!!!
1行に2列書いていますね私。。一文を短くして読みやすくしたつもりでしたが、A4用紙横1枚に収めないといけなかったので「改行ができなかった」というのも読みにくいお手紙になってしまった原因の一つかもしれません。
伝えたい思いを詰め込み過ぎたせいで「字が小さくて読みづらい上に2年生の子どもには長すぎて途中で飽きてしまうお手紙」になってしまったというわけです(T_T)
【リベンジ】「写真」は的を絞って数枚選んだら、最後は子ども自身に選んでもらうのがおすすめ!そしたら子どもも喜ぶよ(*^-^*)
3年前に「写真選びに時間をかけすぎて疲れ果てた」経験から、今回私が写真を選ぶにあたり心掛けたことは二つです。
一つ目は、「イベントなどに的を絞ってまずはそこから数枚写真を選ぶこと」そして二つ目は「最終的な1枚は子ども自身に選んでもらうこと」でした。
こうすることで数百枚ある写真を何時間もひたすら行ったり来たり見ることもなくなりますし、同じような写真を何時間も見てどちらにするか決めきれないといった苦労がなくなります。
そういうわけで今回は、私が事前に数枚の写真を選んで用意しておき、娘たちにはその中から「自分で持っていきたい写真」を選んでもらうことにしました。
【写真1:赤ちゃんの頃】表情が出てきて目を開けている写真を選びました(*^-^*)
「赤ちゃんの頃」と一言で言いましても、2週間単位で目まぐるしく成長を見せてくれる時期ですので写真のバリエーションがある上に第一子じゃなくても写真が沢山ある時期ですので、このころの写真を選ぶのは実は一番難しかったりします。
生まれたばかりの写真も赤ちゃんの頃の写真ですし、ハイハイできるようになった写真も赤ちゃんの頃の写真なので本当にどれも捨てがたくて1つに絞れないからです(>_<)
【写真2:1~3歳の頃】二人揃っていたずらもしてご飯も食べている写真を選びました(*^-^*)
「1~3歳の頃」と言ったら一番大変だけれど一番かわいい時期ですので、これまたかわいい写真が沢山ありすぎて数百枚ある写真の中から1枚だけ選ぶというのは至難の業でした笑
【写真3:4~6歳の頃(入学前)】成長した姿が分かる保育園の運動会の写真を選びました(*^-^*)
「4~6歳の頃」と言ったら、保育園での写真がほとんどになると思いますので「運動会」や「お遊戯会」などのイベントに的を絞って写真を選ぶことをおすすめします。
私は、保育園最後の運動会に的を絞ることで意外とすんなり写真を選ぶことができましたよ(*^-^*)
【写真4:1年生の頃】1年生であることが分かりやすい入学式の写真を選びました(*^-^*)
「1年生の頃」の写真というのは、意外と選ぶのが難しいです。その理由は、普段の写真だと1年生の写真であることが分かりづらいからです。
そのため、誰が見ても1年生の写真だと分かる「入学式」か「七五三」の写真に的を絞って選ぶことをおすすめします。
私は、1年生の写真だと誰が見ても分かる「入学式」の写真に的を絞ることで意外とすんなり写真を選ぶことができましたよ(*^-^*)
【写真5:2年生の頃】毎日遊んでいるお友達と過ごす日常の写真を選びました(*^-^*)
「2年生の頃」の写真というのは、用意しないといけない写真の中で選ぶのが一番難しいかもしれません。
その理由は、最近の写真でいいのだから一番簡単に選べる気がするのですが、2年生は特にイベントもないから写真が普段すぎてなかなか納得できる写真がないからです。
くら寿司でおすし食べてる写真とかじゃなんかちょっと、、じゃないですか?
そこで、普段の写真なんだけれど「仲良しのお友達と一緒に遊んでいる日常」の写真に的を絞って選ぶことをおすすめします。
私は、2年生になってから仲良くなりほぼ毎日一緒に遊んでいる「これぞ幼馴染」と呼べるお友達と楽しそうに遊んでいる写真に的を絞ることでなんとか写真を選ぶことができました(*^-^*)
【リベンジ】「お手紙」の文字数は370文字以内がおすすめ!子どもが飽きないで最後まで読み切れる長さを意識して書いたよ(*^-^*)
冒頭でも書きましたが、生活科の授業で子どもへの手紙を準備するにあたり、「3年前に長男へ書いたお手紙が長すぎた」という後悔があります。
この手紙は後に行われる「性教育」の授業の中で初めて子供たちが読むようになっているのですが、当時ちょうどその日は参観日も兼ねていたので、実際に子供たちに親からのお手紙が配られそれを読む子供たちの様子を見ることができたまでよかったんです。
が、「手紙を読む長男をドキドキしながら見つめる私」に対して「明らかに途中で読むのが面倒臭くなった長男」。
失敗したことを確信しました。
だから今回は、その失敗を教訓にして「2年生の子どもが読みやすい、且つ、飽きないで最後まで読み切れるお手紙」となるように意識して書いてみたのがこちらです↓↓↓
【双子1の娘へ】
〇〇ちゃんへ
<元気に成長してくれたことへの嬉しい気持ち>
〇〇ちゃん、あんなに小さく生まれた〇〇ちゃんなのに人の気持ちを気遣える素敵な女の子に成長してくれましたね。
<エピソード>
なかなか体重が増えなくても一生懸命にお母さんのおっぱいをのむ〇〇ちゃんの姿を今でもはっきり覚えています。
<サプライズ>
〇〇ちゃん知っていましたか?
お父さんとお母さんがケンカをして仲直りするきっかけは、いつも〇〇ちゃんの話をするときなんだよ。
〇〇ちゃんはお父さんとお母さんに仲直りをさせてくれるすごいパワーの持ち主だからお母さんはいつも〇〇ちゃんに助けてもらっています。
<お母さんからのお願い>
だから、これから〇〇ちゃんが「おもしろそうだなぁ」と感じたり「やってみたい!」と思うことがあったらその時は全力で応援させてね。
<大好きありがとうを伝える>
〇〇ちゃんありがとう。大好きだよ。
<お父さんとお母さん仲良しアピール>
お父さんとお母さんはこれからもずっと〇〇ちゃんのことを見守っています。
お母さんより
(361文字)
【双子2の娘へ】
〇〇ちゃんへ
<元気に成長してくれたことへの嬉しい気持ち>
〇〇ちゃん、あんなに小さく生まれた〇〇ちゃんなのに人の気持ちを気遣える素敵な女の子に成長してくれましたね。
<赤ちゃんの頃のエピソード>
おっぱいやミルクをお腹いっぱい飲むと満足した顔でいつまでも眠っているので、夜中にわざわざ起こしておっぱいを飲ませていたことを今でもよく覚えています。
<サプライズなお知らせ>
〇〇ちゃん知っていましたか?
3人の子どもの中で一番お母さんに似ているのが〇〇ちゃんだから、〇〇ちゃんを見ているとまるで自分のことを見ているようでいつも〇〇ちゃんのことを怒れなくなってしまいます。
<お母さんからのお願い>
だから、これから「困ったこと」があった時には、〇〇ちゃんにそっくりなお母さんに相談してね。
<大好きありがとうを伝える>
〇〇ちゃん、お母さんのことをいつも大好きと言ってくれてありがとう。
お母さんも、〇〇ちゃんの全部が大好きだよ。
<お父さんとお母さん仲良しアピール>
お父さんとお母さんはこれからもずっと〇〇ちゃんのことを見守っています。
お母さんより。
(375文字)
手紙で伝えたいことを箇条書きで「元気に成長してくれたことへの嬉しい気持ち」「赤ちゃんの頃のエピソード」「サプライズなお知らせ」「お母さんからのお願い」「大好きありがとうの気持ち」「お父さんとお母さん仲良しアピール」とし、それぞれの文章が1文~2文となるように文章を組み立てていきました。
最後の「お父さんとお母さんの仲良しアピール」ですが、いつも喧嘩しているところを見せて不安にさせてしまうことがあるので「お父さんとお母さんはこれからもずっと一緒にあなたのことを見守っていくよ」というメッセージを込めてみました( ̄▽ ̄)
最後に
先日、自由参観日の生活科の授業で子どもたちが嬉しそうに家から持ってきた写真をプリントに貼りながらエピソードを別紙にまとめている様子を見てきました。
どの子も嬉しそうにまとめていて、出来上がると早く先生に見てもらいたくて待ちきれない様子でした。
3年前と同様、生活科の授業に向けての準備は手間も時間も意外とかかりますが、そんな様子を見ていると妥協しないで全力で準備してよかったと思います。
正直準備は面倒ですが、親と子どもが一緒になって幼い頃を思い返す中で「我が子という宝の存在を再確認させてもらえる」そして「親としての幸せも再認識させてもらえた」そんな機会を与えていただいたのかもしれません。
以上、この記事がこれから小学2年生生活科の生い立ちの授業「大きくなったわたしたち」で必要な「手紙」と「写真」の準備に取り掛かろうとしていらっしゃる方の参考になりましたら幸いです。