最近参加させていただいているFACEBOOKの双子をテーマにしたあるグループに参加させていただいているのですが、
思わずコメントしてしまった投稿がありました。
どんな投稿かというとこうです。
年中さんの双子の女の子のお話。
双子姉が幼稚園のクラスのお友達からお手紙を貰ってきたんだけれど、それに対し双子妹が「なぜ私には貰えないの?」と号泣したというお話。
そんな双子の娘を見て、プレゼントやお洋服はお揃いにしたりすることはできるけれどお友達ばかりは共有することができない、とママはちょっと切なくなっていらっしゃいました。
いい対処方はないか?という投稿だったにも関わらず、「双子の宿命ですね」とコメントしてしまったわたくし^^;※一言ではないです。
思わずコメントしてしまったのは、投稿したママではなく、お手紙が自分だけ貰えなくて号泣している双子妹ちゃんの気持ちがとてもよくわかったから。
お友達も遊びもすべて同じが普通であたりまえ。(幼稚園~小学校低学年)
私も幼稚園の頃、いつも「双子の妹+他のお友達」と遊んでいました。 お友達も好きな遊びも同じ。
それで満足していましたし違和感もありませんでした。
ですので、上記投稿にあった「自分だけ(お友達から)お手紙が貰えなかったこと」にとても違和感を感じ、ショックだったということに とても共感できます。
小学生の頃もそうでした。
6年間1クラスだったというのもあるかもしれませんが、「お友達」も「遊び」も双子の片割れと同じでした。
けれど、成長するにつれて今度はこう思うようになりました。
〇〇ちゃんは私の方が仲がいい!私だけの友達!(小学校高学年~中学生)
当たり前のことですが、双子って小さい時から自分を取り巻くほぼ全てのものが同じなんです。
親も同じ、住む家も同じ、幼稚園も同じ、お友達も同じ、習い事も同じ、買ってもらうのも同じ、タイムスケジュールもすべて・・。
双子は、「双子の片割れにはなくて自分にしかないもの」が存在しない状態で育ちますので思春期を迎えた時、
双子の片割れの存在がうざったく感じることが出てきました。
例えば、10歳くらいの頃からでしょうか、お友達から届く双子の妹と連名の年賀状が嫌でした。
さらに言うと、(年賀状に)どちらの名前が先に書いているかがとても気になりました。
妹の名前が先に書いてあったりすると自分は「次いで」のような気持ちになりました。
また、お友達からの「呼ばれ方」も気になりました。
私たち双子の愛称は「みっちゃんよっちゃん」だったのですが、妹の「よっちゃん」が先にきて「よっちゃんみっちゃん」と呼ばれるとこれまた軽くショックでした。
今思えばどうでもいいことなのですが、幼いながらにいろんなこと気にしてショック受けてたなぁと思い出しました。
また、中学生頃になると、自分自身で自分たちのことをより一層、比べるようになりました。
追い打ちをかけるように周りからこんな言葉を言われるようになります。
- よっちゃんの方がかわいい。※私はみっちゃん。
- よっちゃんとみっちゃんって全然違うよね。(どういう意味?)
- よっちゃんの方がもてるよね。※私はみっちゃん。
中学2年生から?行きはじめた塾でも妹は常に一番上のクラスにいたのですが、私は途中数回一つ下のクラスに落ちたことがありました。
いや~辛かったですね。
私はわたし!けれど双子妹の要領の良さが羨ましい!(高校生~大学生)
双子であることでいい意味で目立ったので特に嫌だと思うことはありませんでした。
大学生になれば、お友達もアルバイトも帰宅する時間もすべて別でした。
恐らくこの頃になると「自分」を確立していますから、双子の妹の存在は特に何の影響もなくなっていたんだと思います。
けれど、それでも要領のいい妹が羨ましかったですね。
努力しなくてもいつも誰かが助けてくれる妹が羨ましかったですね。
本当の本当に勉強しなくてもあっさり大学に合格した妹が羨ましかったですね。(私はめちゃくちゃ勉強した。)
就職活動でもあっさりメーカーの内定ゲットした妹が羨ましかったですね。(私は、メーカー全滅。)
一卵性双子と言っても全くの別人格。生活スタイルも正反対。(現在)
私たち双子は、一卵性双子として一緒に産まれて一緒に育って、幼稚園から小学校6年間は同じクラスで過ごし、
中学3年間も隣のクラスに妹がいました。
その後も同じ高校に進学し、常に隣のクラスに妹がいました。
更に大学も学部は違うものの同じ大学を受験し、同じ大学に進学しました。
けれど不思議なことに、今は何もかもが違うんです。
これまでに何度が記事にしたことがありますが「フルタイムで働く私」に対し、「自分のことをこたつむりと例えるほど専業主婦ライフを満喫する妹」。
精神虚弱体質で「この先自分が社会に出ることはない」と言う妹に対し、「社会の荒波に日々飲まれている私」。
結局のところ、双子だからってなーーんにも関係ありませんでした。
昔から何も努力しないでも何でも手に入れる妹が今でも羨ましいですが、大人になれば嫌でも別々の生き方をしていかなければならなくなるわけで、いくら双子として生まれたからって言っても結局は「自分」なんですよね。
結論(アドバイス?)
双子って「比べられるのも嫌だけど違う扱いをされるのも嫌なもの」だと感じています。
面倒臭いですよね^^;
双子で生まれた以上「比べるな!」という方が無理。
「比べてない」なんて綺麗ごと。比べてないわけがない。(いじけて言っているわけではないです^^;)
何より双子である本人たちが嫌でも自分と片割れを無意識に比較します。
比較対象が隣にいるんですから、比べられるのも、自分で比べてしまうのも、もうこれはしょうがない。
けれど自分だけの「何か」を持っていたら大分違っていたのかな、と思います。
自分にしかない自信があれば、比較されてもダメージは少なくて済むように思います。
その「何か」は別に「得意なこと」とかではなくてよくて、自分だけの居場所(時間)とかでもいいと思っています。
たとえば・・
- 別々のクラス → 自分だけのテリトリー
- 別々の習い事 → 自分だけの自信
- 別々のお友達 → 自分だけの交友関係。自分だけしか知らない話題。
この記事を最後まで読んでくださった双子ママのみなさん、とりあえず今日から、双子を呼ぶときは、たまに名前の順番入れ替えてあげてくださいね^^笑
そして最後に一言。
私は双子に産まれて本当によかったです。
そして、双子の母になれたことも最高に幸せです。
こうやって記事にしてみたところでやはり質問には答えれてないのですが、この記事が少しでも、双子ならではの悩みを持つママたちの参考になりましたら幸いです。